2007-09-05
初体験! Hen Night! ~その7~
Mamtaと女優仲間の歌が終わると既に時計は11時半。
お店の閉店時間になり宴たけなわと言ったところ。
店を出てから路上でこれからどこに行こうかという話になった。
まだバーやパブは開いてるから、もう一件まわるか。
それとも当初の予定通り、Mamtaの実家に移動して飲むか。
すると主役のMamtaが、食事をした店は食事をしている人が多くて
あまり騒げなかったので、もう一件行きたい!というと半分近くが同意、半分が難色を示した。
それというのも集まった約20人中、子供がいないのは私、Mamta、幹事Jadeの3人のみ。
その他20人近くは20代前半に結婚・出産をして小学生の子供がいたり
なかには17歳で結婚して今18歳の子供がいるというツワモノも一人いた!
実はこの元ヤンママが一番、はしごに乗り気。
彼女曰く、早く結婚したので女の子での飲み歩きなんかしたことがないという。
Mamtaと元ヤンママがもう一件!と士気を高めようと頑張る中、
もじもじと帰りたそうなのが数名。
家に残された子供が気になる人を無理やり連れて行っても仕方がない。
Mamtaはあっさりとあきらめ
「OK guys! 今日は急な呼び出しにもかかわらず来てくれてありがとう。
本当に嬉しかった。 次に会うときは結婚式になっちゃうけど、本当に感謝してる。
新婚旅行から戻って落ち着いたら、またみんなで会おうね。」
というとMamtaはまるで地方巡業中の舞台で花道沿いに座るお客さん一人一人と
握手をする旅役者のように、帰る一人一人に丁寧に挨拶をし始め、
最後のお別れが済んだ時には深夜12時を過ぎていた。
この時点で残ったのはMamta、Mamta姉、Mamta姉の義姉(ややこしいな)
そして私の4名。
Mamta 「さ~てと。これからどうしよっか。 どこの店に行く?」
しかしながら全員、夜遊びに馴れておらず、 し~~~~~~~ん。
あぁだこうだ言ってる間に12時半になり、結局この日はこれでお開きとなった。
Mamtaの実家でオールナイトで飲む! という話はどこへやら。
私を除く皆、同じ街に住んでいるため、私は一旦Mamtaの家まで乗せて貰い
その後ナスに迎えに来てもらうことになった。
駐車場へ向かう途中、Mamta姉の携帯からテキスト着信の音がする。
それを無視して車を発進させると、またテキスト着信音。
運転中のMamta姉がMamtaにテキストを開けて読むように言うと
Mamta 「ちょっとこれ・・・・・・・・・・・・・・・。」
なんとそのテキストは幹事Jadeから。
『Mamtaの為にこんなに一生懸命やってあげたのに、買って来たギフトは
他人にやるわ、食事の後、移動がスムーズに行くようタクシーまで用意してやったのに
急に予定変更するわで、せっかくの手配が台無し!!!!
私をなんだと思ってるの?! ふざけんな!』
という内容のもだった・・・・・・・・・。
着信音が2回鳴ったのは、文章が長くて2回に別れて送信されてきたからっ!
車の中の一同揃って
「OH ・ MY ・GOD・・・・・・」
(『Friends』のJanice風)
私は思わず、『叫び』 by ムンク顔・・・・・・・。
そういえば、Mamtaが一人一人とお別れしてるとき、既にJadeの姿はなかった。
それにMamta姉義姉曰く
「ブレスレッド事件から彼女の表情が険しいままだった。」
さらに
「あれ以降、誰とも口利いてなかったみたい。」
ひええええええええええええええええええええええええ
怒って無言で帰ってたんだーーーーーーーーーーーー!!!
(by 自分で手配したタクシー)
と焦る私と義姉に対し、冷静なMamtaシスターズ。
なにやらこのJade。昔から小さなことでプッツと切れちゃうらしく
姉妹ともその場に何度も居合わせているそうな。
そんな彼女の扱いに慣れているのだろうか。
姉妹は翌朝どうやって謝るかシナリオ作りを淡々と行なっていた。
さすが女優とその姉。台本つくりは大の得意?
それにしてもさ・・・・・・・・
いくら切れやすいからってさ・・・・・・・
普通、切れた相手の姉ちゃんに悪口言わないでしょ!
っていうか怒ってる事を主張してあやまって欲しいとか?
梅干 「Jadeがどういうつもりなのか知らないけど、私だったら
恥ずかしくてMamtaの結婚式に出れないよ。」
すると
Mamta 「大丈夫大丈夫。平謝りすれば許してくれるから。
でもって平気な顔してくるよ。いつものことだし。」
そんなのアリッ!?!?! っていうか、それでも友達?!?!
っと頭の中がはてなマークだらけのままMamta宅到着。
既に来ていたナスの車に乗り換えたため、Mamtaがどうやって謝ったのかは知らないが
結婚式に普通の顔して仲良しグループと席を共にしていたJadeの姿をみたから
仲直りをしたのだろう。
とにかく初体験だったHen Night。
私には全く不可解な、ディープなインド的友好関係を目にする初体験までして
終わったのだった。
お・し・ま・い
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX付け足しXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
長く引っ張ったHen Nightシリーズもこれにて終了。
予想外、というかあっけない終わり方ですみません。
ですが、それは私も同様。
Hen Nightといえば一目でそれとわかる衣装を身につけ、街中のバーや
クラブを一晩中ハシゴし、場合によっては男性ストリップなんかもみちゃったり?!
という一夜を期待をしていたのに、主役Mamtaの小さな願い(もう1件まわりたい)
さえ適わず、なんと黒子役兼幹事兼友人代表であるJadeに切れられて
彼女のご機嫌を取り繕う計画を立てて終るという、まったく予想外の展開に終わったわけです。
しかし、ふりかえってみると、この予想外というのが非常にインド的。
そう。初めに掲げた目標どおりに事が進まないのがインド文化。
と、今月でナスとの交際丸6年を迎える私は勝手な解釈をしているのですが
今回の顛末により、この考えは当分変わらないでしょう。
梅干
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