FC2カウンター ロンドンの梅干 ★筋腫 & me ★ 最後の週末

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2006-10-08

★筋腫 & me ★ 最後の週末





筋腫ちゃんと過ごす、最後の週末・・・。


前夜から、彼女をどう楽しませるか綿密に計画を立てる私。




週末にしては早く8時半に起床。


彼女に 「おはよう・・・・」とささやいた後
ナスが起きるまでの短い間、二人っきりのときを楽しむ。



・・・・spending quality time with her・・・alone







朝ごはんは、ソース系の味を最後に食べたいという彼女の
リクエストに答え 『お好み焼き』。


おたふくソースをたっぷりかけて出すと子供のように喜ぶ。




一口食べて「どう?」 ときくと

「うーーーーん、なんかソースが違う。」


どうやら筋腫ちゃんはブルドック中濃ソースの方がお好みらしい。


カゴメでもおたふくもダメ。



ロンドン生まれのくせして味は関東好み。


そんな彼女を愛し思い、やさしくさする。



ナスが起きてきて今日の予定を話す。



梅干 「私たち、街中に買い物に行くから。」


ナス 「・・・俺、市場に魚買いに行きたい。」


梅干 「えー、だって筋腫ちゃんと最後の週末だよ。
川向こうの市場で魚買って帰ってきたらそれで終わっちゃうよ。」


すると筋腫ちゃんが小さく動いて

「私のことはいいから! 皆で楽しく過ごそうよ! お願い、喧嘩だけはしないで・・・」


ナス&梅干 「・・・・・・・・・。」



けなげな彼女を気遣い、表面上、平静を装い出かける。


地下鉄を降りるとそこはPiccadilly Circus。


ナスの「魚が食べたい」という欲求を満たすため日本食屋へ。


そこで鯖の塩焼きと刺身の定食を頼む。


サッポロビールが空腹にキックインし、朝の不機嫌が吹っ飛んだナスをみて


筋腫 「あぁよかった。ナスくんが楽しそうで。」



・・・・やさしいんだね、筋腫ちゃん。 今日は君の日なのに・・・。


ナスがトイレに行くと


筋腫 「ねぇ、Bond Streetの途中にあるチョコレート屋でナスくんにシャンパントリュフ
買ってあげようよ。きっと喜ぶよ。あそこのチョコ美味しいから。」


そんな相談をしていると、ナスがこちらに向かって歩いてきた。


梅干 「しっ! こっちくる!」


ナス 「なんだよ? 女の子同士で内緒話?」


梅干 「そう。」


ナス 「何はなしてたんだよ。」


梅干 「ふふふふ・・・。」


お勘定を済ませ、Bond Streetへ。


彼女の提案どおり、チョコレート屋へ。


そこでチョコを5粒だけ購入。

それを歩きながら食べようと誘うと。


ナス 「え? 梅干らしくないな。 いいの?」


(私は立ち食い歩き食いが嫌い)



ナスは嬉しそうに筋腫ちゃんの分まで頬張って




「やっぱりお前らと買い物に出てきてよかったー。」



お腹をさすって、作戦成功を祝う私と筋腫ちゃん。



目的地Fenrickに到着。 ここはロンドンでも指折りの高級デパート。


私はそこでどうしても見たいものがあった。


アクセサリー。



メンズへ行ったナスをよそに、色々試す私。


色々ためして、一番気に入ったネックレスを彼女も気に入ってくれた。


「白いブラウスにあいそう。」


本当だ。 筋腫ちゃん、趣味いい!


メンズから戻ってきたナスがネックレスを見て


「それがほしいの? 買ってあげる。」


えぇぇっ! なんで? 



「誕生日プレゼント。」



ああ、そうだね。でも元気になったらまた一緒に来て買ってよ。



ナス 「そうだね、そのほうがお前も楽しみがあるだろ。」



そうだね。 そしたら一刻も早く退院できるように頑張れるしね。


その後、英国一の店舗面積を誇るSelfridgeへ。



そこでもアクセサリーを見たかったが、急に不調を訴える筋腫ちゃん。


筋腫 「梅干さん、私、人ごみ苦手なの。」


3人ですぐに店内を出る。


筋腫 「ごめんなさいね。せっかく街中に出てきたのに、私ってば・・・。」



ナス 「何言ってるんだよ。君が楽しんでなかったら俺達3人で出かけた意味ないだろ。
さ、気分良くなったら帰ろう。地元で美味しいコーヒー飲んであとはゆっくりしよう。」


筋腫 「・・・ありがとう・・・・ナスくん。」


筋腫ちゃんがちょっとしゃっくりして私を驚かす。


・・・・涙ぐんだでるの? 筋腫ちゃん・・・



ロンドンの景色が見たいという彼女のリクエストに答えバスにのる。


2階建てバスの後ろに座るとティーンエージャーが乗り込んできて
たわいのない冗談を言い合う。


少年A 「お前にこの冗談いったっけ?」

少年B 「なんだよ? いってみろよ。」


少年A 「中国人のカップルの間に子供が出来ました。なのになぜか子供は黒人。
親の中国人はなんと言ったでしょうか。」


少年B 「なんだよ?」


少年A 「サム チン ウォング」(something wrong) ⇒何かの間違いだ。


バスを降りると


ナス 「さっきの冗談、面白かったよな。」



梅干&筋腫 「・・・・・・。」



私と彼女、人種をねたにしたネタが嫌い。社会的に間違っている。


カフェまでの歩く道のり、お腹をこずいて



梅干 「あの冗談、趣味悪すぎだよね。」


反応しない筋腫ちゃん。 怒ったのだろうか?
私以上にPCに厳しい。


カフェでコーヒーを飲みながらそれぞれ新聞を読む。


静かなひと時。



そこからかえる道のり


ナス 「今日は楽しかった。 完治したらまたこういう土曜を過ごそう。」




そうだね。 そうしよう。




また一緒に電車乗って


美味しい日本食、食べて


チョコをかじりながら


散歩がてらに行こうよ。 Fenwick。


それで景色を見ながら地元に帰って


イタリアンカフェで一服。


手をつないで歩く5分の復路。


また似たような秋の午後を過ごそうね。




でもね、 一つだけ違うことがある。





・・・・・筋腫ちゃんはもうそこにいない・・・・・


だからきっと思い出すと思う。


あのネックレスを買うときに。


あのネックレスをするたびに。



君の事・・・・筋腫ちゃん・・・・・








白いブラウスもおねだりする予定の
梅干
















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comment

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なんと!私も土曜日Bond Stにいたんだよ~!と言っても私の場合はミニーちゃんと友達親子とディズニーショップだけど。しかも中々出ようとしてくれないミニーちゃんにバンビを買わされてしまった!電話すれば筋腫ちゃんとお茶できたのになぁー。

味噌さんへ

なんだー!ただうちらは本当にBond Street(both new and old)にいたのよ。
筋腫ちゃんはシャイだからあったことの無い人とは話さないかも。
ほら、何ヶ月も体内にいたのに、まったく教えてもくれなかったくらいだから…。
今日は彼女とおうちでゆっくり。私の座り方が気に入らないのか
ずっと鈍痛があります。、と書いたところで激痛!わかったわかった!
君の相手するから!ということでこの辺で。
プロフィール

梅干

Author:梅干
☆1999年4月☆ 
東京でOL。
何気なく手にした海外就職情報誌で英国のポジションに関心を寄せる

☆1999年6月☆
英国での仕事が決まる

☆1999年9月☆
労働許可書(work permit)がおり、英国に移り渡る

☆2001年9月☆
同じ会社に務めるインド系英国人・ナスと交際開始

☆2003年8月☆ 
晴れて英国定住ビザが下りる

☆2004年6月☆
転職

☆2004年7月☆
ナスと西ロンドンに住居を購入。

☆2007年4月☆ 
三毛猫のミケさんが家族として加わる

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